辞表

辞表~撤回

辞表を受け取った上司は、だいたいあわてます(ほっとした表情をされるようでは困ります)。
別室に呼び出して事情を聞き、「まだ認めたわけではないからね、これは預かっておく」などといいます。
場合によっては、夕方「食事でも」などと誘われ、さらにいろいろ聞かれたり、説得しようとしたり、ということがよくあります。

自分自身も、辞表を出したことによって冷静になり、いままで渦中にいて見えなかった会社のよさなども感じてしまったりします。
さあ、そうすると「撤回」ということもありうるわけです。

平成19年10月の民主党小澤代表の「辞意表明」「撤回」騒動などにもみられるように、「撤回」は政治家から我々レベルまでよくあることです。
辞表提出前の「辞意」を上司に伝えた場面で、説得されすぐ撤回などということもあるでしょう。
このように「撤回」は恥ずかしいことではありません。

最初に結婚式前に辞表をたたきつけた友人の話を記しました。
実は彼、未だにその某地方放送局に勤めているのです。
あの後、上司に説得されたのかどうだか詳細は知りませんが、とにかく辞めるのを止めて、会社に残りました。
「辞表」を「撤回」、何事もなかったように仕事をし、あれからもう20年以上たつんですよ。
結局、いい会社、いい上司だったんじゃないですか。

人と人は誤解しあいながら生きている側面があります。
完璧な会社や上司はいません。
自分自身がこんなに不完全じゃないですか。
いい辞め方をしていい転職をする、独立して自分で仕事を始める。
それもいいし。
辞めるのを止めて今の会社で頑張る。
それも人生。
正解なんてないのですから。
大いに自己肯定して生きていきましょう。